三軒茶屋美容室 JADE （ジェイド) －お客様の声

お客様の声

「中2女子がカットに来た」

世田谷区三軒茶屋美容室ジェイドの大島です。

今日お客様で中2の女子学生が来られた。
今日で2回目。

初めて来られたときのことは今でも鮮明に覚えている。

予約の電話からしてお声が小さいな。
そう思った。

そうして当日
来られたお客様は、
腰まで髪が長い中学2年生の女の子。

なんでも
うちのHPをネットで見て来られたということだった。

それでシャンプーをする前に
カウンセリング時に聞いてみた。

私：
「今日はどうされますか？」

お客様：
「ショートにしたいんです」

私：
「えっ、ショートに？」

お客様：
「えぇ、ベリーショートではなく少し長さのあるショートにしたいんです。
でも結構短く。」

私：
(思いっきりカットするのになぜかすごく落ち着いた物言い・・・)
「こんな感じとか、なにかありますか？」

お客様：
「襟足の長さは肩より短めで、
ボブベースっぽい感じでサイドは長さを残し、耳に掛けれるよう長さを保ち、
頭の形が絶壁なので、頭の形がよく見えるようカバーしてもらって、
あと、下を向いて勉強しても顔に髪がかからないようにしてもらって、
前髪部分は作りたくないんですけど、
でも髪がまっすぐ落ちてくるので半端に前髪を長めに切ると目にかかりうっとうしいので、
うっとうしくないようにしてもらいたいんです。」

私：
「ふ～ん。じゃこんな感じはどうかな。
(雰囲気の似たような写真をお見せして)
こんな感じで●●さんの場合はここはもっとこうする感じで・・・」

お客様：
「わかりました。後は似合うようにお任せします」

そこで
あまりに髪が長いので

シャンプー前に一言断り、
腰まである髪の毛をほんの数秒で一気に肩の長さにカット。

女の子、驚く様子もなくびくともしない。

シャンプー後、
仕上がりのヘアスタイルをもう一度伝え
了承してもらってからカットスタート。

カット中、
私は何の会話もすることなく

ただ仕上がりイメージのヘアスタイルにすべく
ただ、たんたんとカットをし、

女の子はというと
ずっと参考書らしきものを読んでいた。

あれだけの髪の長さから一気にこれだけ切るのだからと
ゆっくりめにカットをし、約15分後カット終了。

女の子に鏡を使いフィニッシュスタイルをお見せし

私：
「こんな感じでどうですか？
これなら何もしなくても、
洗いっぱなしでも頭の形がよく見え、
下を向いても髪が顔にかからず前髪も気にならない。
それにサイドを耳に掛ければ思いっきりのショートにも見える。」

お客様：
「とてもいい感じだと思います。気に入りました」

そう言って前回

初めて来られたとき、
女の子は笑顔で帰られたのです。

それで今日、2回目。

私：
「前回のヘアスタイル、どうでした？」

お客様：
「とてもよかったです。
ただ
母にはカットのことも何も言わなかったのでとても驚いていましたが」

私：
「そうですか。気に入っていただいてよかったです。
それで今回はどうします？」

お客様：
「前回と同じような感じで、前回より少し短めで」

私：
「わかりました」

2回目のときは少しお話しをしてくれました。

なんでも数年前から
お父さんのお仕事の関係でずっと海外に住んでいたとのこと。

それで
海外でカットする気にもなれず髪が腰まで伸びてしまったということ。

前回初めて来られたときは
まだ日本に帰ってきたばかりでどこの美容室に行ったらよいかわからず、

お母さんの勧めでもなんでもなく、
まったくご自分でインターネットでいろいろ探し、
私のサロンを見つけ、ここならという思いで予約をして、
わざわざ来てくれたということ。

そして仕上がりも思ったとおりだったということ。

初めてのとき、
あれだけの長さを一気にカットしたにもかかわらず
なんら微動だにせず落ち着かれていた。

普通だったら少しくらい心配してもおかしくないのに。

はじめからそれだけ信頼を受けていたことに
改めて喜びを感じた今日でした。

大島